求人の「商流」を重視する理由、それは単価とトラブル時の対応速度が違うからだ
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フリーランスエンジニアの案件には仕事内容、金額、場所、稼働時間など案件を選ぶうえで大事な項目がありますが・・・
あなたは商流もちゃんと見てますか?
商流なんて、何が大事か分からないから気にしないって人が多いと思います。
だ・け・ど、商流も以外と大事ですよ。
商流が多くなるとこんな事が起きます。
・中抜きが多くなるので単価が下がる
・何かあっても対応が遅い
・間があるので要望が伝わりづらい
ちなみに間に2つ以上あると多いと思いです。
商流とは?
エンジニアと現場の契約の流れになります。
例えば現在の私の場合、下記の商流となります。
エンジニア→エージェント→SI企業→現場
この商流が一番健全です。
しかし健全でない、危険な商流は以下の通りとなります。
エンジニア→エージェント→仲介→SI企業→現場
このように商流が多いと3つの問題があります。
単価が下がる
自分(エンジニア)から現場まで関わる人が多いとそれだけ中抜きが発生するので単価が下がります。
こんな感じです。
現場 80万でお願い
↓↓↓
SI企業 75万でお願い(5万円中抜き)
↓↓↓
仲介 70万でお願い(5万円中抜き)
↓↓↓
エージェント 65万でお願い(5万円中抜き)
↓↓↓
エンジニア 単価月60万円か
もし、関わる人が少なければ
現場 80万でお願い
↓↓↓
SI企業 75万でお願い(5万円中抜き)
↓↓↓
エージェント 70万でお願い(5万円中抜き)
↓↓↓
エンジニア 単価月65万円ね
間が少ないと中抜きが減るのでエンジニアは65万円もらえる事になります。
5万円の差はデカイですよ!!
何かあっても対応が遅い
間が多いので何かあった時に対応してもらえるまで時間がかかるんです。
現場で何かトラブルがあった場合に
エンジニア→エージェント→仲介→SI企業となり、エンジニアから、SI企業まで間が多いため、伝わるまで時間がかかってしまいます。
なので、現場でトラブルがあり何かあった場合、できるだけすぐに対応してもらいたくても現場まで伝わるのに時間がかかる。
トラブルの緊急度が高いほど、時間がかかるのはイヤですね。
例えば、どうしても合わないメンバーがいたり、面談で聞いてた業務内容と違うなど早急に何かしらの対応をしてもらいたいのに商流が多いと
・エンジニアからエージェント
・エージェントから仲介
・仲介からSI企業
のようにそぞれが話をするのでそもそも話が伝わるまで時間がかかり、さらに「じゃあ、どうするか?」を話し合うのにまたまた時間がかかってしまいます。
間があるので要望が伝わりづらい
間が多いと要望も伝言ゲーム的に伝わるのでエンジニアの思い、希望が現場までしっかり伝わりづらい。
面談で聞いてた話と違う業務内容や開発環境だったりした時に現場の人に直接言いづらい時、エージェントに相談して現場に確認してもらうのだが
エンジニア:「開発と聞いてたのに資料作るだけで全然開発をやらせてくれない、開発できないならこのまま続けるか考えたい」
↓↓↓
エージェント:「面談で開発できると聞いてたのに資料作るだけと、エンジニアからクレームが来てる、このままだと延長しない可能性があります」
※ここまでは開発がしたい、できなければ契約を考えたいと強い思いが伝わってる。
↓↓↓
仲介:「エンジニアから開発をやりたいとの要望が出てる」
※ここで強い思いがちょっと変わってきてる、仲介はSI企業に気を使って内容を変えてる
↓↓↓
SI企業:「開発やってもらおうと思ったんだけど、適当なのが無くてしばらく資料作成しながらシステム覚えてもらいたい。今後お任せできる開発があればお願いする。」
↓↓↓
仲介:「今しばらくは資料作成しながらシステム覚えてもらいたい。そして次に開発するのはお任せしたい」
↓↓↓
エージェント:「・・・・?」
↓↓↓
エンジニア:「・・・・?」
エージェントさんは、こちらと直接会話してるからこちらの思い、温度感はしっかり理解して交渉してくれるが、仲介はどちらかというと自分の営業相手なので営業相手のSI企業にどうしても気をつかって交渉するのでこちらの思いが伝わりづらい。
商流は最低1つであるのが望ましい
フリーランスの経験が長く、ある程度のトラブルを自分で直接交渉できて単価が問題なければ商流を気にしなくてもよいが、できれば今後は案件選びの際、ぜひ商流にも着目していただきたいと思います。
【理想の商流】
エンジニア→エージェント→SI企業→現場